ダニとカーペットの大きな誤解とは?

カーペットを敷くからダニが沸くと考えている方は誤解です。

カーペットがダニの棲家になりやすいという事は事実です。 ただカーペットからダニが生まれてくるわけではありませんし、そもそもダニはどこにでも住んでいます。いかに増やさないかが最大のポイントなのです。

ダニの繁殖条件は4つあります。湿度・温度・食べ物そして棲家。 これら全ての条件を満たしている1番身近なものは「布団」です。

布団は人間の体温で暖められ、寝ている間にかく寝汗で湿度も十分、そして人間の皮膚から落ちる脂肪分など食べ物も十分。もちろん繊維の塊である布団はダニにとって充分すぎるくらいのスペースがあります。ただ、布団はその構造が分厚いため、生息しているダニも基本的には奥の方にいます。表面には出てきません。それに比べ、カーペットは厚みがあっても10mm程度なので、ダニは奥に逃げ込むスペースがありません。

だからダニはカーペットの表面近くで生活していることになり、 カーペットの方がダニが多いようによく誤解されます。

ひと口にダニと言ってもいろんな種類があります。家庭内に生息するダニの多くはチリダニ、コナダニ等です。ただしこれらは直接的には人間には悪影響を及ぼすものはありません。人間にとって問題なのは、ツメダニなどのように噛むものです。
ツメダニはチリダニやコナダニを餌にするそうなので、チリダニやコナダニが増えすぎるとツメダニの発生率も高くなるというわけです。
チリダニやコナダニは直接的な影響はありませんが、死んで死骸となると少し厄介です。
チリダニやコナダニが死骸となって乾燥すると粒子化し、これがハウスダストの原因となって空気中を漂い、人間がそれを呼吸と共に吸い込んでしまいます。

1. ダニが死ぬ

2. 死骸がハウスダストに

3. 人が吸い込んでしまう

ダニの死骸の破片は人間にアレルギー反応をさせるアレルゲンですので、人によって、さまざまなアレルギー症状を引き起こしてしまいます。ここでアレルギー反応についてですが、それは花粉症などでよく説明されるとおり花粉などのアレルギーを引き起こす可能性がある物質(アレルゲン)が、目、鼻、喉などの人間の粘膜部分に触れたときに起こる反応ですね。
アレルゲンとして代表的なものが、花粉、カビ、そしてダニの死骸。これらが微粒子のハウスダストとして部屋中に漂っています。

つまり決してカーペットの素材そのものがアレルゲンであるわけではないのです。

アレルギー反応を防ぐには?

アレルギー反応を防ぐには

アレルギー反応を防ぐための、とても効果的でシンプルな方法は アレルゲン物質を吸い込まないことです。そのためにはアレルゲン物質を空気中に漂わせないことなんです。

とても意外でビックリされる方も多いのですが、実は・・・・・・
カーペットを敷いている部屋ほど空気中のハウスダストの量が少ないのです。 なぜなら、カーペットにはダストキャッチ効果という機能ガあるからです。(カーペットは元々砂漠の多い国々で砂埃を舞い上げない為に生まれた織物という一説もある)。

まず、ハウスダストというのは非常に小さな微粒子なので 人が歩き回ったりしてすこしでも空気の動きがあるとすぐに空中に舞い上がります。 そして長い時間をかけてまた床の上に落ちてくるのです。 また、ホコリが舞い上がるのはフローリングなどの硬質の床材の方が大きく

カーペットはホコリを吸着する性質が優れており、舞い上がるホコリの量も格段に抑えるとカーペット大国のアメリカではすでに証明されています(CRI)。

一説によると一度舞いあがった微粒子がすべて落ちるには9時間かかるといわれています。 人がいるときは空気が動くからまた舞い上がり、いつまでの空気中を漂っていることになります。

「そんな事、掃除機をかければ大丈夫だよ」 と思われる方も多いのですが、それは違います。 なぜなら、フローリングの上で掃除機をかけようとするその動作で空気が動き 微粒子のハウスダストは空中へ舞い上がってしまうからです。

そこで重要な役目を果たすものが、カーペットなのです。
カーペットの表面というのは細かく見るとでこぼこ入り組んでいます。 このため上から落ちてきたハウスダストはカーペットの中に入り込んだり、カーペットの毛にひっかかったりして空気中に舞い上がりにくくなります。

つまりカーペットがダストをキャッチしてしまうわけです(それをダストキャッチ効果と呼びます)。 結果、カーペットが敷いてある部屋ほどハウスダストの浮遊量が少なくなるというわけです。

ちなみに、カーペットを叩けばホコリが立つのはカーペットがハウスダストを抱え込んでいるからなのです。 そう考えると、カーペットは敷くだけで自然の空気清浄機の役割を果たすのです。もちろん電気代も発生しませんのでとても、ECOで経済的なのです。

繰り返しますが、アレルギーが引き起こされる要因は空気中に漂っているハウスダストが呼吸とともに吸い込まれ、鼻や喉や目の粘膜に付着するからです。

カーペットは、空気中のハウスダストの量を減少させるからそれを吸い込んでしまうリスクも軽減する。 だからアレルギーの人にとってカーペットとは実は、敵ではなく味方だったと言えるわけです。 「アレルギーになるからカーペットは敷かない方が良い。」 これは大きな誤解、というより間違いであることに気付いていただければ幸いです。

カーペットのハウスダスト対策とは?

さて、問題はここでは終わりません。 カーペットの表面にはハウスダストがたまっているわけですから。どうするか? ここでカーペットのお手入れが必要となります。

それでは、何をすればいいのか? 掃除機でハウスダストを吸い上げることです!

空気清浄機だって、フィルター取り替えたりとかメンテナンスはかならず必要になってきます。これと同じ事です。カーペットの手入れについてこんなやり方をオススメします。

カーペットのハウスダスト対策

色々書きましたが、実は1番ダニに効果のあるカーペットのお手入れの方法は……

「定期的に丸洗いをする事」 です。

1度に全部洗うのは大変な作業になってしますので少量ずつ定期的に洗ってしまうことです。
タイルカーペットは小さいので洗いやすくメンテナンス性にとても優れています。

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創業1874年

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カーペットへの想い

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日本製のこだわり

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